はまーさん(男性・30歳)の治験体験談
謝礼の金額 | 4万2千円 |
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治験の日数 | 1泊2日 |
治験の種類 | 鎮痛剤のジェネリック薬 |
病院の都道府県 | 愛知県名古屋市 |
参加しようと思ったきっかけ
今から7年ほど前、まだ僕がミュージシャンを志していた頃の話です。
当時駆け出しのミュージシャンだった僕は、音楽中心の生活にするためアルバイトを辞め、少ないけれども音楽の収入と、なけなしの貯金で生活しておりました。
けれどそんな生活が長々と続けられるはずもなく、日に日に減っていく貯金と増えていく焦り。
「まずい、このままでは生活ができなくなってしまう。。だけどまたアルバイトを始めて音楽の勉強の時間を減らしたくは無いな。どうすれば。。」
と、インターネットで情報収集を始めたところ、2ちゃんねるの掲示板で治験ボランティアがおすすめだぞという情報を発見しました。
参加するまでの流れ
さっそく大手の治験サイトに登録し、いろんな募集を見てみることに。
「1泊2日で4万ももらえるのか!これはすごい!ふむふむ、新薬の実験台?ちょっと怪しいなぁ〜大丈夫かなあ?」
募集内容は鎮痛剤のジェネリック商品開発のための臨床試験ということで、実験台というイメージが強かった僕は少し不安でしたが、それでも1泊で4万円という報酬は魅力的だったので応募してみることにしました。
参加した治験の詳細・エピソード
まず治験を始める前に、事前に血液検査や健康診断を受けました。
ここで何らかの問題が発見された人は治験を受けることができなくなります。
後日聞いた話ですが、花粉症などのアレルギー疾患を持っている方だと、落とされてしまう場合が多いようです。
幸いにも僕は無事合格。
そしていよいよ治験当日。
まず病院に着くと、他の治験を受ける方々と一緒に今回の治験の簡単な説明をする時間がありました。
その後、機密保持などの契約書にサインをし、共同のベットがある医務室へ向かいました。
ここで印象的だったのは、慣れている方が多かったことです。
いわゆる『常連さん』なのか、病院の方と談笑されている人もいて、実験台のようにされるのかと思っていた僕のイメージとは大分違いました。
仲良くなった人から聞きましたが、どうやら治験だけで生活する『治験プロ』も存在するらしく、まぁグレーなものだと思うので決してオススメはできませんが、なかなか面白い世界だと思いました。
医務室は20台ほどのベットで埋め尽くされており、ここで一晩の反応を見るようです。
投薬は食後の夜からのようだったので、それまでは自由時間でした。各々休憩室にある漫画を読んだり、インターネットをしたり自由に過ごしています。
夕食はハンバーグでしたが非常に美味しかったです。
入院食のようなものしか出ないと思っていたので嬉しかったです。
そして夕食後投薬開始。
投薬後はすぐに横になり、ベットから一歩も動けなくなります。
何度か血液を採取されるのですが、同じ腕に何回も注射器を刺されるので注射が苦手な方にはきついかもしれないですね。
21時頃には完全消灯してしまったので、いつも深夜に寝ていた僕は眠くなるまでの時間を潰すのが今回の治験で一番苦痛でした。
そして翌日、お医者さんからの診療を受け、謝礼を受け取り午前中には無事解放されました。
治験に参加してよかった点・悪かった点
身動きが取れないなど苦痛に感じる部分はありましたが、アルバイトとして考えるとこれほど楽で割りの良いものはありません。
長時間の拘束でスケジュールが入れられなくなったり、一度治験を受けるとしばらくの間受けることが出来なくなってしまうといったデメリットはありますが、また機会があれば受けてみたいと思っております。
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