「治験サイトを見ていても男性向けの募集ばっかり……」
せっかく参加しよう!と思っても、女性が参加できる案件がないのは悲しいですよね。
今回は女性を対象にした治験が少ない理由や、女性が参加しやすい治験・モニター情報についてお伝えします。
女性の治験が少ない理由って?
治験募集サイトを見ていると男性に比べ、女性を対象にした案件は少ないという印象を受けますよね。
その理由は「女性は、男性と比べて体調の変化が大きい」からです。
女性には月経があります。中には生理中にお腹が痛くなったり熱っぽくなったりするなどの症状が出る人も。経験したことがある人もいるかもしれませんが、生理中に尿検査をすると「潜血」となり引っかかってしまいますよね。
このように治験の最中に生理が始まって症状が出てしまうと、月経によるものなのか治験の副作用なのか判断が難しくなります。また尿検査の潜血や生理痛を止めるために飲んだ痛み止めのために、正確なデータが取れなくなります。
そうすると治験の進行に遅れが出るだけでなく、安全性を損なう場合も十分に考えられます。そのため男性対象の治験が多くなっているのです。
女性に人気の治験・モニター
でも、もちろん女性だからこそできる治験・モニターもあります。
治験募集サイトで探すと、女性を対象にした多くの治験やモニターが見つかりました。一例として少しだけご紹介しますね。
【美容モニター】例:抗シワ美容液モニター通院3回
募集対象:35~54歳の日本人健康女性で目尻のシワが気になる方。洗顔後のお手入れが化粧水・乳液のみ利用していて、化粧品や食品等にアレルギーのない人(その他詳細条件アリ)
場所:東京都内
日程:一度事前検診をして2回通院
軽減負担費:1万5000円(事前検診費込み)
目元のシワが気になる人は必見! 女性に大人気の美容液モニターです。効果が期待できるシワの美容液モニターが試せるだけでなく、謝礼として1万5000円ももらうことができるんです。他にも大阪で2回通院の「目元クリーム」モニターも募集しています。このように女性だからこそ参加できる案件もたくさんあります。
【特定疾患治験】例:うつ病治療中の方対象 通院試験
募集対象:20~64歳の日本人男女。大うつ病性障害の診断があり、12週以上症状がある人(その他詳細条件アリ)。
場所:東京都内、熊本県、佐賀県、鳥取県、秋田県、福岡県
日程:1~2年程度、15~30回通院(症状によって変動)
軽減負担費:1回の通院につき1万円
こちらはうつ病の人を対象に行う治験。2~3時間病院に行くだけで1万円もらえるなんて、時給換算したら非常に高額ですよね。
他にも「花粉症」糖尿病」「喘息」「関節症」「夜間頻尿」など特定疾患に関する治験は女性を対象にしたものも多くなっています。治験で持病が治るのなら一石二鳥。新しい治療法を試すためにも、参加してみるのはいかがでしょう。
もちろん健康な人を対象にした治験・モニターもありますよ!
女性に人気の治験・モニター
「女性だから……」と治験を諦めるのはもったいない!
女性だからこそできる治験やモニターもたくさんあります。
ご自分の状況に合わせて、ぴったりの治験を探してみてくださいね。
※掲載している治験情報は2017年4月29日現在のものです。