「治験に参加しよう!」
そう思っても参加条件に満たなかったり、事前検診でひっかかったりしてしまう人も。
今回は、多くの治験に共通する参加条件や検診をクリアするコツをお教えします!
治験の参加条件は? どんな検診があるの?
ここでは参加条件にクリアするコツをケース別にお伝えします。
「健康な人」が対象の場合
「健康な人」が対象の治験には多くの場合、以下の参加条件が挙げられます。
- 日本国籍を持っている
- 成人(満20歳以上)であること
- 健康保険証を持っていること
- 健康であること
日本国籍を持っていたとしても「ハーフ」「クオーター」であれば参加できない可能性もあります。その理由は、日本人と外国人でくすりの効き方に違いがあるからのようです。
また応募の際、「生活保護を受給していますか?」と聞かれます。
治験の軽減負担費を受け取ることで、生活保護を受けられる収入を超えてしまう可能性もあるからです。受給されている方は、しっかり計算することが大切です。
そしていざ治験を行う際「健康保険証」を忘れてしまったら、最悪の場合、参加できない可能性があります。当日必要な持ち物はしっかり準備して行ってくださいね。
「特定疾患を持っている人」が対象の場合
もちろん治験には、健康な人だけでなく「特定の疾患を持つ人」を対象にしたものもあります。
よく行われているものは「高血圧」「糖尿病」「花粉症」など。他にも「物忘れが気になる」「便秘で悩んでいる」など、普段の悩みを解消してくれるような治験もあります。
このような治験は、条件欄に数値の範囲や症状が詳しく記載されています。
疾患・悩みによって条件が変わるので、参加したい治験の条件欄を確認してみてください。
事前検査って?
参加条件をクリアしたら、お次は事前検診!
治験に参加するには、これに合格しなければいけません。基本的には以下の検査を受けます。
- 身長・体重測定
- 採血
- 採尿
- 心電図
- レントゲン
治験の内容によって特殊な検査が行われる場合もあります。こちらも募集ページに記載されているので、確認してみてください。
正直、治験を受けられるコツって?
「健康な人」を対象にした治験であれば、条件・事前検診にひっかからないことが大切です。
検診日当日は飲食しないというルールがある場合もあるので、もちろん必ず守ってくださいね。
健常者試験に合格するポイントは以下のような点です。
- BMIなど参加条件を満たしている
- 健康的な生活を送っている(喫煙・飲酒をしない、早寝早起き、3食しっかり食べる等)
喫煙・飲酒をする方でも控えることを心がければ合格ポイントに近づく、とされています。
また検査前の数日は水を多めに摂取する、暴飲暴食は控えるなどを心がければ、血液検査でいい数値が出ることも期待できます。
ただ、これらを守っても必ず合格するわけではないのでご注意ください。
さいごに
今回は治験の条件・事前検診についてお伝えしました。
どうやら「事前検診」クリアのコツは、生活習慣を見直すことのようです。
健康的な生活への第一歩を踏み出し、治験に参加して報酬をもらえるなら一石二鳥!
これ以上オイシイことって、ないかもしれませんね。