寝返りのできない治験は大変 | 鳥取県の治験体験談


カズキさん(男性・33歳)の治験体験談

謝礼の金額 6万5千円
治験の日数 事前検査+2泊3日
治験の種類 湿布型沈痛薬のテスト
病院の都道府県 鳥取県

 

参加しようと思ったきっかけ

私自身治験には何度か参加させていただき、治験の流れやシステムは把握してました。

過去にこの治験実施機関での治験経験があったため、病院の雰囲気にも慣れていたので応募要項を確認し、スケジュールにも余裕があったため参加しようと思いました。

リスクについて思ったこと

治験のリスクに関しては今まで大きな副作用もなく、安全に実施されていることは認知していました。
特に負担軽減費が著しく高額でなければリスクは少ないこと、また新薬の内服薬以外であればそれほどリスクが高くないと考えていたので、今回の応募要項からリスクは少ないと判断しました。

参加するまでの流れ

治験を参加するにあたり事前に自身の背中の全体画像をスマートフォンなどで撮影し、実施機関へと画像を送る事から始まります。

背中にシミやニキビ。発毛等があった場合、今回の治験には参加できないとの連絡があり、背中の状態を確認するための事前審査をします。

送った画像に問題がなければ、実施機関から連絡があり、事前検診へとすすむ事ができます。
私は幸い背中の状態が良好だったようで事前検診の許可がいただけました。

私はこの機関での経験者でもあったので、治験の概要に関しては省略され、治験の内容の説明から参加してよいと言われたので、他の治験者の15分後に集合しました。

参加した治験の詳細・エピソード

今回の治験内容は案の定、背中を使用した湿布型沈痛薬のテストを行うとの説明があり、主な副作用・リスク等の説明後、健康診断へと移ります。

健康診断では身長や体重の他、現在の食生活等の問診。
現在の背中の状態の確認をして事前検診は終了となりました。

本試験前日まではアルコールや激しい運動などの制限。
特に背中を使用するので背中の状態には十分留意しなくてはいけません。

本試験3日前と前日に参加の有無を確認する連絡が実施機関から連絡があり、了承しました。

本試験日は当日は絶食の為、空腹でとても辛いですが、病院へ到着後昼食をいただきます。

昼食後は簡単な問診後、早速本試験へと移ります。
上半身裸になり、うつぶせの状態でベッドに横たわり看護師によって今回の治験を行う湿布薬を背中に貼り付けます。

薬局で購入できるようなものではなく、サイズも大きいため背中が引っ張られるような感じになりながら、あとはひたすら時間を好きに過ごすのみ。

しかし、背中に湿布を貼っているため、寄りかかったりしてはいけないので時間が経つにつれて体制維持が辛くなります。
途中、看護師が背中に副作用があらわれていないか湿布を剥がして確認します。

その場合はベッドにうつぶせになりながら、読書などをしてひたすら時間をつぶしていくだけです。
背中を使用しているため、内服薬治験と違いシャワーの利用もできないため、幸い治験は冬でしたので夏は大変だと思いました。

あとひたすらこれを繰り返し2泊3日の治験は終了。
終わる頃には体が軋む感じがしました。

本試験終了時には負担軽減費の一部支払いと交通費を、後日負担軽減費の残りが振り込まれ全日程が終了となりました。

治験に参加してよかった点・悪かった点

治験はバイトではなくボランティアのため、自分の経験やデータが世の人々の為になるのが治験の良い点。
大変だけれどダイレクトに社会貢献を感じるボランティアです。

悪い点は今回のように行動の制約が出てしまうと、人によっては苦痛に感じてしまい、なかには脱退者も現れます。

しかし治験参加になれてくると苦痛な事も少なくなってきます。
むしろ治験は参加までの食事制限や運動制限が私には大変です。

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